いよいよはじまりましたSBIVCですが、SBIホールディングスの快進撃が始まるのでしょうか?リリースしてみたところの感想は、スプレッドが広すぎるなど期待にそうものではなかったようです。
今後業界最安値を目指すということなので、早計ではありますが、どうでしょう。初動は期待外れというところでしょうか?
Contents
SBIホールディングスは仮想通貨の覇権を握れるのか?
オンライン株証券としては圧倒的な地位を誇る、SBIですが、ここで仮想通貨に似たものを例に今後を占ってみたいと思います。分かりますか?身近なもので、みなさんよくご存じのあれです。
FXのシェアが参考になるはず
とってもわかりやすい図が既にネットにUPされていたので、こちらをごらんください。
www.fx-foreign-exchange.com/feature/powerbalance.html
GMOさんと、DMMさんが圧倒的なシェアですね。こちら株式証券も入ってますので、少々数字に誤差はあるとは思いますが、GMOさんも、DMMさんも株に関してははっきり言って大したことないシェアです。
株に関してのシェアはGMOファイナンシャルHDのIRを見ればサクッと分かりますが、FXが圧倒的なんですね。
SBIHDのIRの決算資料にもFXの取引額とか書いてあります。まあでも、全然上位ではない。
つまりSBIは巨大企業だが、巨大企業だからと言ってシェアを獲得できるわけではない
これどの業界でも同じことがいえると思うのですよ。例えばマイクロソフトがいくら金を積んでもグーグルを撃破できなかったのと同様なんですね。
特にFX業界で言えば、初めに顧客の囲い込みに成功できたかどうか、次にFXを使うユーザーに関しての調査、知識の積み重ねなど必要なことがたくさんあります。
つまり使い勝手の良いUIを作るのもすぐにはできないわけです。UIの差で顧客を獲得できるかどうかはどの業界でも一緒ですよね。
SBIVCのスプレッドや取引画面を見て、物凄いとは思わなかった
特に仮想通貨業界というのは、取引所が世界に乱立されており、取引所間の価格差も激しい。FXなんかよりも運営がさらに難しいわけです。
そのような中でSBIVCは一から見識、アプリUIなどを構築しなければいけない。その点、先行しているビットフライヤー、マネックス(コインチェック)などには出遅れておるわけです。
確かにSBIが抱えている顧客は宝ですが、だからと言って、いきなりシェアを奪うのは難しい。SBIの社長の北尾さんは手数料を最安にすると言いますが、ビットフライヤーもFXならばスプレッドはかなり狭いです。購入する場合は高いですけども。
だから北尾さんが言うような単純に手数料を下げれば顧客が集まるような単純なものじゃないんですね。さらに、顧客が集まらないと、出来高がないわけですから、板がスカスカになるわけです。
顧客を既にたくさん有しているビットフライヤー、UI、サーバーに関する知見にも相当差がある。これを凌駕するのは簡単ではない。
さらに言えばGMOもDMMも巨大企業であり、これらの企業も非常に苦戦している。SBIは現状かなり出遅れておりFX参入時よるもさらに厳しい戦いになるとまつやんは予測します。