株式投資において大事なことは、銘柄選び、売買のタイミング、そして資金管理です。この中でも資金管理は人間が相場を張るうえで非常に大切です。なぜ資金管理が大事なのか?人は感情の生き物だからであります。
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どんなにロジック的に良い銘柄であっても、株価が下がれば人間不安になる
株価が上がればイケイケに、下がれば狼狽する。これは人間の本能です。この本能を狙い撃ちするのが、AIによる株式売買であります。現在の株式市場の半分は機械売買であると言われていますが、これは日々金融工学の偉い人達によって改良されています。
機関投資家の空売りが成功するのも人間の不安に訴えかけるものだからですね。
統計学と人の不安心理
この価格帯で出来高がこれだけ出来ればこの価格帯で持っている人間はおおよそ判別でき、どのようにして株価を動かせばこの人たちが損切するか?このような計算に基づいて、機械売買は行われていると言われています。
企業の業績ももちろん大事ですが、それだけではなく、値動きに対する影響力を持てるかどうかが機関投資家にとってより重要な指標であると言えるでしょう。
大口に心理的に支配されるのを防ぐ方法はあるのか?
下がり、狼狽し売り、その後に大幅上昇ということはFXでも株でもよくあると思います。大事なのは心理ではなく、ファンダメンタルズです。いずれは業績に対して株価は収束していきます。
心理状況に惑わされずに、ファンダを見る目を確保するにはどうしたらいいのか?その答えは資金管理を徹底することにあります。
全て使ってしまい、もう買い増しできない。こういう状況になれば後は上昇を祈ることしかできません。そうならないために、資金を配分していくことが大切です。
資金の4分の1は残そう
使用できるお金のうち、まずは最大でも2分の1を使用して、その後ナンピンするとしても、4分の1は残しておくべきだと思います。
一つの銘柄に固執しすぎるとそれが失敗した時に大ダメージを受けてしまいます。また相場には上がりやすいタイミング、市場環境というものもあります。
市場環境によっては業績が良くなっても株価が上がらない場合もありますので、用心深く、そして時にはあきらめも重要です。
いつ下げ止まるのか?
どこかで株は需給がある程度安定してきます。急激に切り返す印象を多くの人が持っていますが、実際にはゆったりちょうど飛行機が着陸するように着地し、またフライトしていきます。
だから大体の場合は焦って買う必要はないです。ナンピンの入れ方も慎重になるべきなのです。