プロスペクト理論の危険性

人間は利益よりも損失に痛みを感じるという理論です。

1.50万円確実にもらえる。
2.半分の確率で100万円もらえるが、外れればノーマネーでフィニッシュ。

どちらかを選びなさいというもの。これ確率論で言えば、期待値は一緒です。しかし1.の方がなんとなく魅力的に思いませんか?

 

プロスペクト理論の通常の活かし方

 

株でもFXでもそうですが、人間は利益よりも損失に痛みを感じるのが本能的な衝動です。つまり損切は遅くなり、利益確定は早くなる。その結果、損が大きく利益が小さいことになってしまい、じり貧になってしまう。

だからこそ、利益を大きく伸ばせるように銘柄への握力を鍛えましょう。こういった教訓めいたものがプロスペクト理論の通常の教えです。

 

握力が強すぎて利益が出ない人もいる

 

いわゆる銘柄に惚れるというものですね、不思議なもので投資家のパターンには握力がないだけではなく、握りすぎて損をする人も結構いるんですよ。

プロスペクト理論にばかり着目すると利益確定のタイミングが分からなくなるんですね。板の雰囲気とか時価総額で判断すればいいとまつやんは思ってるんですが、過大評価してしまい売り時を逃してしまうトレーダーさん。

特に信用取引をモリモリ使っちゃうような人に多いですね。握力が強すぎるというのも注意した方が良いのです。

 

プロスペクト理論が通用しない人種

 

この人たちはどこまで銘柄が握っていられます。割と成功者に多く、お金持ちも多いですが、信用取引を行っているとこの人たち文無しになって消えていきます。実際にまつやんも何人か見てきました。

この人たちはプロスペクト理論をよく持ち出して握力の重要性を述べていました。でもね、それが通用するのは一般人だけで超人的な握力の持ち主には通用しないと。そういうこともあるんですね。

 

自分の性格に合わせてカスタマイズする

 

経験を生かすという言葉、よく使われます。でもね、経験を生かすのって結構難しいことだと思うのですよ。そもそも経験というのは、役に立たない場合もあります。

いわゆる陳腐化ですね。その経験がむしろ今の相場にそぐわない間違ったものになることもしばしばあるのです。これはどの職業、業界においてもあるのではないでしょうか?老害なんて言葉もあるぐらいです。

しかし、自分の性格と相場とのすり合わせをアップデートし続けることで、経験を新しく更新しなおしていけば大丈夫でしょう。

例えば、まつやんはどちらかというと利確が早めになりがちです。なので、利益確定を一度にはせずに、この時点でどのぐらい利確、この時点でさらに、、、このような方法で決めています。

頭からしっぽまできっちり取りたいところですが、さすがに難しい。自分がチキン、臆病者であった故に助かったこともあります。だから、早めの利確が必ずしも悪い場合だけではないんですね。

だから少しずつ利確して、常に余裕を持った売買ができるように、自分の性格と照らし合わせながら相場にのぞんでおります。

作成者: まつやん

IT勤務。ゲーム好き。