楽天の携帯事業への参入は失敗に終わる理由~三木谷社長は無謀なのか?

楽天が携帯事業参入を表明してしばらく、経過したがどう考えても成功するとは思えない。何が勝算なのか?

楽天モバイル、主力プランを最大25%値下げ
www.nikkei.com/article/DGXMZO31750330U8A610C1000000/

はっきり言って、こんなことしても無意味だろう。

 

基本的に競争力が皆無である。

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通信事業において、大事なのは電波(通信速度も含む)、価格である。昨今ではそこに付加サービスがついてくる。例えばソフトバンクユーザーならば、ヤフーのプレミアム会員に無料でなれますよ!とか、今月はサーティーワンアイスが無料でもらえるとか、ドコモならば、安くDAZNが見れますよとか、そういうことである。

 

電波競争

電波に関して言えば、ドコモ>KDDI>ソフトバンクといった順番だろう。昔はその中でもソフトバンクが群を抜いて電波が悪かったが、改善してきた。

もっと言えば、ソフトバンクよりも最近はドコモ、KDDIが力を入れていて、一時期よりも、ソフトバンクはやや悪くなってるのかという印象である。とはいえ、3社ともそこまで差はない。田舎でなければ。

一方で、今度参入する楽天は基地局を一から建設しなくてはいけない。ソフトバンクでさえ、VODAFONがあってから、追加で基地局を作っていた。楽天は一からである。

そもそも基地局づくりというのは物凄くお金がかかる。ドコモなんかは年間7000億でも費用を抑制と言っているぐらいだ。

一方で、楽天は2025年までに最大6000億円投資するらしい。年間で1000億いかないのではないだろうか?言っておくが楽天は現在基地局がない状態である。どう考えても貧弱な電波になることは間違いないだろう。

価格競争

MVNOが始まり、格安スマホなる言葉も生まれ、高齢者にも安くスマホがいきわたった。当然主要キャリアの3社もシェアを奪われるわけにはいかない。

OCNモバイル、UQモバイル、Yモバイルと子会社でシェアをとりにきている。ソフトバンクは決算でも強調しているようにかなりシェアを伸ばしているようだ。KDDI、ドコモにしてもふみとどまっているし、収益をあげている。

MVNOに参画した会社は大手キャリアの子会社が有利だと文句を言う始末だ。

上記のように格安な料金の世界も現在は熾烈な争いがおきていて、なおかつ、現在では大手キャリアの子会社がシェアを奪い支配するという、ある程度落ち着いた動きが出来上がりつつある。

MVNOによる価格競争による、大手キャリアへの顧客を奪う競争さえも、もう終わりつつあるのだ。

そして、高価格帯、昔からのドコモ、KDDI、ソフトバンクのユーザーはアイスが無料だとか、そういう付加価値戦略によって顧客の流出を見事に止めている。解約率は3社とも非常に低い水準だ。囲い込みに成功している。

 

楽天の狙いは楽天市場などの経済圏との連携



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最近の楽天は、アマゾン、ヤフーショッピングに食われている。特に、ソフトバンクはヤフーにおいて、クレジットカードとEコマースの連携を進めている。これは楽天が行っていることの焼き直しだ。そして、それはかなり数字を伸ばしてきている。徒然楽天も脅威に感じていることだろう。

だからこそ、楽天はソフトバンクと同じ土俵に立ちたいのだ。

 

シナジー狙いはいいが、通信で投資回収できないだろう

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しかし、しかしである。楽天は楽天市場を守ろうとするのは良いが、通信業界を舐めすぎだ。本当に費用がかかる。楽天の営業利益は1500億程度である。

そのレベルの規模の会社が、設備投資を6000億円も投資するのは非常にきついことである。そして、その設備投資は利益になって戻ってくるかも不明なのだ。現在の日本市場において、顧客を増やすのは非常に困難だ。

価格競争はMVNOで終わってるし、スマホユーザーの奪い合いも終わっている。祭りの後に、おみこし背負って三木谷社長はやってくるようなものだ。

無謀としかいいようがない。

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