米国債と株式市場の大暴落の関係性から2020年に日本の株式市場も終わると予測

米国債利回り上昇により、株式市場の終焉がはじまろうとしている。その理由についてまとめていきます。歴史は何度でも繰り返す。毎回このパターンです。

 

米国債と株式市場の関係性

 

なぜ米国債の利回りと株式市場の暴落が関係するのでしょうか?それはお金を増やすパフォーマンスにあります。株式市場で企業が儲けたお金を配当として投資家に配ります。そして、株そのものの株価の上昇もあります。

一方で米国債は利回りが決まっており、米国政府が破綻しない限りは利回り通りの支払いが行われます。米ドルが基軸通貨であることの恩恵をアメリカは大きく受けてますので、まず破綻などさせないでしょう。世界経済の終わりにもなります。

さて、ここでお金を増やすということを考えてみたいと思います。

 

投資家がお金を増やすためにやること

 

株で儲けるのか?債券でも儲けるのか?リスクで言えば債券で儲けた方が、安全です。そりゃそうですよね。アメリカ政府が転覆するのか、一企業の業績が順調に伸びるのかを考えれば、アメリカ政府の方に賭けます。

しかし、一方で企業が過小評価されていて、これからぐんぐん伸びることが明らかであるならば、株式市場のお金を投資家は投じるわけです。

ただし、考えてみてください。株式市場のパフォーマンスよりも良い利率で米国債の利回りがついたらどうでしょう。安全性で言えば米国債の優位です。安全に高利回りの商品であるなら、そちらを選ぶのが道理です。

 

米国債の利回りVS株式市場の配当と成長

 

投資家は、米国債の利回りVS株式市場の配当と成長を天秤にかけて判断します。米国債の利回りが上昇すればするほど、株式市場はさらなるパフォーマンスが求められるわけです。

そして忘れてはいけないのが、米国債の利回りが上昇するということは、アメリカの政策金利の上昇でもあり、企業の借金の金利も増加します。つまり負担がそれだけ重くなるわけです。

 

金利の上昇は家計と企業を圧迫する

 

当然のことながら、借金の金利が大きくなるほど、手元に残るお金は減ります。そうなると購買力が落ちます。企業も設備投資する余裕がなくなり、消費者も消費が簡単ではなくなります。売り上げが落ち、利益が落ち、従業員の給料は上がらず、クビになる従業員も増えていくでしょう。

その一方で米国債の利回りが良くなり、パフォーマンスは高くなります。企業や家計、株式市場が負のサイクルなのにも関わらずです。

株価が暴落するのは必然というものでしょう。

 

0金利政策、QEから始まる政策も一回りして、仕上げに

 

現在のアメリカの家計の借金、企業の借金は景気の良さも手伝って最大規模と言われています。経済が活性化している証拠でもあるのですが、その借金は金利上昇局面では重荷になる。諸刃の剣なのです。

アメリカ経済が縮小すれば、当然世界経済に波及します。リーマンショック時の日本経済を見ての通り資産の逆戻しが行われるでしょう。

金利に耐え切れず破綻する企業、デリバティブで損をする企業も出てくるでしょう。今のペースでFRBが金地上昇させていくならば2020年には5パーセントぐらいになるでしょうか?間違いなくきつい数字のはずです。そこまでには一度大暴落が起きるとまつやんは考えます。

 

作成者: まつやん

IT勤務。ゲーム好き。