働き方改革、これは労働者にとっていいものなのか、悪いものなのか?企業にとってメリット、デメリットどちらの方が大きいのか?まとめていく。
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働き方改革の前にやることあるでしょう?
働き方改革において、残業時間を平均80時間にするとか、たくさんの決まりごとがあります。JIJIのこの記事が分かりやすいでしょう。
www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_seisaku-kouseiroudou20180405j-03-w680
まあ、項目はいろいろ多いのですが、これ労働者のメリットって今までとあまり変わらないんですよね。残業時間の制限って今までもありましたし、でも守られてなかったり、残業してるのに、してないことになったりしてるんです。
サービス残業って言葉、みなさんご存じですよね?この言葉が普通に普及しちゃってるのが、今の日本の問題だと思うんです。だから、まずサービス残業にペナルティを大きくつけるとか、そういうことが大事なんじゃないかなと。
改革の前に今やらなきゃあかんことあるだろと。本当にそうおもいます。法律をまず守ってない企業がたくさんありますから。まつやんが昔勤めてた会社なんかも、平気で残業代踏み倒してました。1000時間分の残業代をチャラにする代わりに、勤務地を選ばせてやるとか言ってましたからね。意味が分かりません。
悪名高き「高度プロフェッショナル制度」
さて、本題ですが、働き方改革の中に高度プロフェッショナル制度というものがあります。年収1075万円以上の人は、残業代、休日手当なしに、一定条件のもと働かせていいですよというものです。
なんで残業代なし、休日手当なしとかの話になるんですかね?高度な技術を持ってる人なら、有利な契約結べばいいのですから、残業代、休日手当、払ってあげなさいよと思います。
奴隷契約じゃないか、これでは!!!
企業側にメリットしかない
食べ放題ならぬ、働かせ放題なわけですよ。年間104日の休日と臨時の健康診断さえやれば、あとはもう働きまくれと。
年収1075万円でもペイできそうな人材なら、どんどんこの「高度プロフェッショナル制度」の餌食になりそうです。そもそもですよ、いっちゃ悪いですけど、企業の中には怒号で人を従わすような上司がいる会社が結構存在しているのですよ。
これは、どこの会社でも多かれ少なかれあると思います。みんなに優しいニコニコの会社なんて基本ないと思いますよ。やはり競争ですから、厳しいのです。
でも、労働者は経営層にこき使われる中で、法律で守ってあげないと過労死みたいな事態がおきてしまいます。そんな中で高度プロフェッショナル制度にのっとっていますから、企業に責任はありませんみたいな事態になってからでは遅いと思います。
働き方改革、高度プロフェッショナル制度のメリット・デメリット
企業側メリット
年収1075万円以上の人間を使って労働生産性を向上させることができる。
企業側デメリット
残業時間が多い会社は残業時間の縮小が求められる。(ただし、今もサービス残業を敷いている会社が多いのでこれに意味があるかは分からない。)
労働者側メリット
なし
労働者側デメリット
高度プロフェッショナル制度を適用されると、とんでもない酷使をされる可能性がある。
働き方改革関連銘柄
高度プロフェッショナル制度を適用できそうな、年収の多い会社をピックアップします!
- M&Aキャピタルパートナーズ 1741万円
- スクウェア・エニックス 1640万円
- フジ・メディア・ホールディングス 1482万円