AIによる与信審査自動化の波が押し寄せてきている。ただしアンケートに項目を記入するだけなので、趣味や生活習慣の項目だと虚偽の回答によってちゃんとしたスコアが出せなくなる可能性などあるかもしれない。
AIによる与信審査の自動化よるメリットと課題、そして、AIスコア、スコア社会において効力を発揮できそうな企業、関連する銘柄を紹介していく。
AI与信管理の限界、アンケート方式はダメだ
冒頭でも述べたが、アンケートだとスコアを高く算出する方法論のようなものが導き出されてしまう。もちろん、それ以外の嘘をつけない項目でスコアリングが可能ではあると思うが、それだとAIで算出する意味が薄れてしまう。
グーグル検索と結び付けたらどうなるか?
グーグルでいろいろなものを検索すると、年齢や趣味、趣向などがばれるらしい。実際にまつやんもグーグルが想定するパーソナルデータを見てみた。
www.google.com/settings/u/0/ads/authenticated
完全に当たっている。悲しいぐらい見透かされている。普段の行動から監視できるとなると、かなりの精度で算出できるのではないだろうか?それこそ虚偽までも見抜けると思う。
AIによるレンディングビジネスはグーグル検索のようなビッグデータを扱うビジネスとの親和性が非常に高いはずだ。
ビッグデータビジネスとスコアレンディング
先ほどの章でも述べた通り、ビッグデータビジネスとスコアレンディングは相性が良い。それならば、ビッグデータとAIを扱う企業はこの分野において、力を発揮するはずである。
なおかつお金を貸し出しするために金融機関と結びついていて、なおかつ時価総額でそれなりの旨味がある企業というのが関連銘柄として挙げるのが正しいだろう。
AIスコア、スコアレンディング関連銘柄
- ソフトバンク
- みずほ
- メタップス
ソフトバンクとみずほは既にJ.Scoreを稼働させているので、あえて取り上げる必要もないくらい認知されているだろう。ソフトバンクはさらにSoFiにも出資している。
まつやんとしては面白いのはメタップスかなと思う。pringで金融機関とのつながりも持っているし、何よりpringから利用者情報を収集することもできるだろう。ここで得られるビッグデータには与信管理データとしての大きな役割を持つ可能性がある。
pringを経由してお金を借りるなんて構想も将来的に考えられるだろう。金融のAIを結びつけるセンスはさすがだとは思う。