まつやんが、凄腕で本物であると思っているパナ氏が、2018ねん8月6日に退場を宣言した。退場と言っても、全財産を失ったとかではなく、投資効率を考えた時に経営に専念すべきと判断したのだろう。
twitter.com/emperorpana/status/1026261066584485889
2年で、20億も儲けたのだから立派な投資ファンドの規模である。偉大なるパナ氏から、何を学べるか、整理していきたい。
見切りの良さ、撤退の潔さ
普通の人間なら、これだけの利益を積み重ねているならば、「今は調子が悪いだけ」とか思いがちである。しかしパナ氏は撤退を選択した。
凡人にはできない決断だと思う。経営に専念した方が自分にとって様々な面から有意義であると判断したのだろう。凄まじい決断だ。
2018年はゲームセクターを主戦場にする投資家が苦戦
まつやんもいくつか株ブログだったりツイッターだったりをフォローしているが、どれも苦戦をしている。そして苦戦しているアカウントは、たいていレバレッジを派手に利かしている。
現在のゲームセクターはレッドオーシャンだというのがまつやんの見解だ。
スマホゲーム業界のレッドオーシャン化と今後の流れ~アフター2018年~
そのような中で、PERの基準訂正が行われている。もっとも、まだまだ過剰に評価されている銘柄もあるので、引き続き注意すべきだ。
とにかく、新作のヒット率が非常に悪くなっている。ミドルヒットもないし、月商1億レベルもなかなか出てこないような状況だ。
パナ氏は撤退して、勝ち逃げだが、まだハイレバ続ける人は大丈夫なのか?
新作のヒットに勝負をかけるような時期は既に終わった。新作が絶対にヒットするというような投資法だけはやめたほうがいいとまつやんは思う。
そもそも今回パナ氏が撤退するに至ったのもそこにあるのだと思う。パナ氏がスマホゲームの新作に対する期待を利用して、様々な銘柄で的中を繰り返した必勝パターンが今は通用しない。
通用しなくなったからこそ、すぐに撤退したパナ氏は非常に有能だ。しかし、必勝パターンがなくなってもそれにすがる人間は多い。
パナ氏は経営者だからこそ、その部分において合理的な判断ができるが、凡人にはそれがなかなかできない。2018年はゲーセクにとって甘くない年である。
ドラゴンボールのベジータではないが、「ここからが本当の地獄」になる可能性がある。ゲーセクの株価水準が訂正されたとは言え、まだ高い銘柄も多いからだ。
実際に、某有名アカウントでは、不動産バブルと同様にゲーセクバブルもはじけると倒産ラッシュが始まる可能性があると危惧を訴えている。
ヒットが出にくくなっている状況の中で、決してそれは、オーバーな表現ではない。今後も厳しめにゲーセクを見ていかなければならないことは、今回のパナ氏の引退からも、わかると思う。