株に時間を費やすのは時間の無駄なのか?研究に意味はあるのか?

まつやんは、専業投資家になりたいという人の相談を受けたことがある。はっきり言って、株で生活することは難しいことだし、何より社会で価値のあるスキルを磨く場から離れるということでもある。

株に時間を費やすのは時間の無駄といえるのか?株って研究すれば儲かるものなのか?考察していく。

 

株の研究時間は無駄が多いとまつやんは思う

 

上場企業は山のようにある、それを一つずつ研究するし、チャートの勉強もする。だから、俺は金持ちになれる!

あのね、見通し甘すぎるよ。ポジティブなのはいいけど、もうちょっと細かく考えないと。

株式市場を長年見てると、何が分かるのか?株式市場の参加者って意外と退場者が多いということが分かる。しかもベテランでも、いつのまにか退場してたりする。

なぜなのか?2点ある。

  • 確立した方法論がいつまでも通用するとは限らないこと
  • せっかく確立した方法論をさらに発展させた結果、間違った方法論になること

 

確立した方法論がいつまでも通用するとは限らないこと

市場は変化する。アベノミクスのような買いが猛威を振るうような相場もあればリーマンショックみたいに何でも売れば、儲かるような相場もある。不動産銘柄を買えば何でも儲かる時期もあれば、逆に不動産は売れば儲かるという時期もある。

人にとって成功体験というのは強烈だ。なぜか?なかなか成功というのはやってこないからである。しょっちゅう成功できるわけではない。だからこそ、勝ちパターンで負け始めても、通用しなくなってることに気づかない。ボロボロになってようやく気付くことができるか、あるいはそれでも気づかない人もいる。

このような人を「馬鹿だな。」と笑わないで欲しい。投資家はもちろん、優れた起業家、経営者でさえもこれに気づける人は少ない。ましてや平凡な頭脳を持った投資家がこれに気づけるはずもなかろう。

 

せっかく確立した方法論をさらに発展させた結果、間違った方法論になること

このまま続ければよい成績を収められるのに、さらなる効率を求めた結果、破滅が待っている。でもね、人間ってじっとしていられない生き物だ。

今より上手くなりたいって当然の考え。でもね、改善するということは変えること。変われば悪くなる可能性もある。つまり改善のつもりが改悪になることもあるのだ。

だからこそ、改善は慎重にならなければいけないし、塵のようなものを丁寧に整えれいくぐらいの改善でとどめておくべきなのである。

しかし、それはとても面倒なことだ。だからやらない。安易な改善に走る。その結果負ける。

株を研究した結果負ける。儲からない。時間の無駄どころか改悪になる可能性も

 

結局、研究したところで、その方法論がいつまでも通用するわけではないし、逆に研究時間を費やしても、理論改善をしても改悪になる可能性もある。

株の研究って無駄になる可能性が非常に高いと思うのだ。社会でスキルを磨けば、無駄になることはほとんどないだろう。改悪といったものもほとんどないと思う。ほとんどが有益な経験になるはずだ。

そこまでして株に時間を投資する価値はあるのか?デイトレーダーは相場を毎日見なきゃいけないので必要性はあるが、スインガーにとって、そこまで時間を投資をする価値はないとまつやんは考える。

 

ならば、株の研究は無駄なのか?

 

勝ちパターンは必ず見つけなければいけない。だから理論は必要だ。ただし、勝てる理論があるならば、それ以上に研究する必要性がどの程度あるのかということだ。

スインガーが良い銘柄を見つけ、購入した後に、その銘柄を逐一監視する必要があるのか?ないだろう?

株の良いところは余暇でも十分に成果を出せるところである。稀代の投資家、経営者である孫正義も投資は趣味のようなものといいつつ、経営実績以上の成果を上げた。

株の良さの一つに、働きながら、投資ができるというのは、割と大きいのではないかとまつやんは考える。

 

作成者: まつやん

IT勤務。ゲーム好き。