フロンティア・マネジメントの業務は、経営コンサルタントや、M&Aのアドバイス会社である。船井総研と似ている。
公募価格だと、時価総額64.4億で小型だ。PERは予想で21倍。安くよればセカンダリーとして面白いか?
フロンティア・マネジメント【7038】の成長可能性
正直、事業そのものに新規性はない。しかし、日本M&Aや船井総研の業績が好調である。それは今景気が良く、M&Aや事業投資が活発だからだ。
景気が良いので、どんどん外部戦力を招聘する。市場環境的に現在恵まれていると言えるだろう。
ただし、逆に言えば、市場環境が悪くなった時にどうなるかである。一般的に経営コンサルタントはコストカッターの仕事なので、不景気に強そうだが、実はそうではない。
景気が悪ければ、コンサルタントを雇う金をも節約したいと思うのが、市場心理である。
ということで、アベノミクスが終わろうとしている今、業績的にピークである可能性も考えなければいけない。
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セカンダリー狙いはどうか?
ロックアップもあるので、需給面で言えば悪くないと思う。小型だし、株価が上がりやすい条件はある程度満たしている。
9月のIPOが大型はあまり調子が良くないので、小型で一発当てようと意気込んでいる投資家もある程度いるだろう。
うまい具合に投資家の資金ターゲットになれば、信じられないような高値まで飛んでいく可能性はある。新興市場の資金移動も現在ある程度落ち着いているので、人気化すればといったところだろう。
注目する価値はある。
フロンティア・マネジメント【7038】の企業まとめ
長期的な成長が見込めるかと言えば、市場環境が今良いので、不況になったとしても伸びていけるかというと微妙である。
安く初値がつけば長期で持ってもいいかもしれないが、高くついたら、短期取引と割り切っていった方が良い銘柄だろう。
一方で短期的な需給としては小型でロックアップがついているので、かなり良い。そこそこ安く寄ってくれれば、大きな値幅をとるチャンスはある。
株価に勢いがあれば、ある程度深追いしてもいいかもしれない。
市場環境全体を見ると、総裁選も波乱なく終わり、これから景気対策へと話題がうつっていくだろう。安倍首相もネガティブな方向にはもっていきたくないはずなので、比較的落ち着いた相場環境に上場日近辺はなるはずだ。
そう考えると、なかなか妙味ある勝負ができそうな銘柄ではある。