楽天と資本業務提携を解消し、代わりにバンナムが大株主になった。これはドリコムにとってはポジティブな内容だと思う。この株式取得が今後のドリコムの業績と将来性にどう寄与するのかを考えていく。
ドリコムとバンナムの現在
既にENZAというブラウザプラットフォームにおいて、共同資本の会社を設立している。既に資本的な提携はしているということだ。
今回はさらに株式取得までしている。ドリコムという会社をバンナムがかなり高く評価していることは間違いないだろう。
そして、バンナムが強力なIPを持っている中で、この事実はドリコムにとって非常に強力な後押しになる。将来性へのプラス要因だ。
なぜバンナムはドリコムに肩入れするのか?
一企業にすぎないドリコムをなぜこんなに高く評価するのか?まずドリコムは数多くのアプリをバンナムとの契約中でこなしていていった。ワンピーストレジャークルーズもそうだし、ジョジョもそうだ。
結構なヒット率だと思う。その中で、ヒットするだけはなく、ドリコムという会社に相当な信頼を傾けていったと考えるのが普通だろう。
実際にアプリの製作技術はそこそこ高いと思う。いわゆる雑な仕事はない。
もっとも、最近はklabやオルトプラスみたいな中堅会社も昔みたいに、雑な仕事はしなくなった。オルトプラスなんか、本当に雑な仕事が多かった印象だが、最近リリースしたアークザラットの出来は結構よかったと思う。
まつやんはダービーロードというゲームで遊んでいたが酷い物だったよ、あれは。
そんな感じで、周りのレベルも上がってきている中でドリコムの製作技術が飛びぬけているかと言われると微妙ではあるが、バンナムの信頼を得ていることは間違いないだろう。
ドリコムの将来性と業績期待
一番は、バンナムのIPを使用できる可能性が高まるということだ。アイマスだったり、ドラゴンボール、ワンピースと物凄いIPをたくさん持っている。
ジャンプで新しい人気IPが出たらそれを使用することもおそらく可能だろう。
バンナムが現在のゲーム市場でナンバーワンであることは間違いなく、そして、それはIPによって支えられていることも間違いない。
もともとの開発力はドリコムにはあるのだから、なおさらチャンスはある。
ドリコムの懸念点
良くも悪くも決算が良くない。経営努力が必要だ。ただし、体制が整っている分、期待は大きい。大ヒットはおそらくバンナムIPから出てくるだろう。
早く、バンナムに愛想付かされるまでに、ヒットを出さないといけない。提携解消になれば業績が上向くあてもなくなるのだから。