昔、ヴェルディにも出資して撤退したサイバーエージェントがJリーグの舞台に帰ってきた。なぜ今回FC町田を買収しようと考えたのか?また、FC町田ゼルビア側もなぜ出資を受け入れたのか?考察していく。
最近の日本サッカー界の動き
一番はイニエスタの加入だろう。はっきり言って、評判の悪い楽天三木谷社長。守銭奴のイメージがあったが一気にイメージが回復。今じゃ人気者だ。
企業イメージを継続的に高める。その方法はいくつかある。TVCMだったり、スポーツチームのスポンサーになることだ。TVCMは商品やサービスを認知させるには効果的だが、お金がかかる。ブランドイメージをコントロールする上では効率的とは言えない。
サイバーエージェントの金の使い方
TVCMをバンバン打つような規模の会社だ。最近じゃABEMATVが有名である。会社の規模的には大企業と言って良いレベルまで達しているし、消費者向けサービスの会社だ。ブランドイメージは非常に重要である。
では、さらに企業イメージを高めるにはどうしたら効率的か?やはりプロスポーツチームのスポンサーになるのが良いだろう。大衆向けサービスの会社は特にそうだ。
ソフトバンク、楽天、DENAが通る道
一番企業認知をメジャーにするのに効果があるのは野球チームを持つことだ。ソフトバンクも楽天もDENAも昔はそんなに知名度がなかった。そりゃ、なくはなかったが、野球チームを持つことで得られた知名度は大きい。
特にDENAなんかは顕著だろう。モバゲーなんて知らない人も多かっただろうが、DENAを知らない人は今はそんなにいないと思う。
モバゲーの頃は怪しい会社というイメージもあったが、今じゃ、任天堂などと提携している。野球チームの効果はあっただろう。
FC町田ゼルビア買収の効果!
メディアで情報拡散されて、買収費用である10億近くの金は宣伝費でペイ出来そうだ。良い投資だと思う。またFC町田ゼルビア側も、J1に上がる上で設備が足りないので、サイバーエージェントのバックアップを受けられるのは大きな利点だと思う。
サポーターにとっても、J1でFC町田ゼルビアを見れるのだから、サイバーエージェントに好印象を持つと思う。すべての関係者がWINWINの関係になれるはずだ。
東京発のビッククラブ
東京発のビッククラブなれる可能性があると藤田社長は言っていた。町田をブランドにしていき、結果、サイバーエージェントのブランド強化につながると考えているはずだ。
選手の補強も設備投資も積極的に行っていくだろう。
サッカーを見る、Jリーグを見るという点にとっても楽しみな存在になった。サイバーエージェントの株価的にも長期的に良い効果があるのではとまつやんは感じている。