投資家の儲かっている人への嫉妬心と衝動的な売買

ツイッターなど見てると大儲けした!エビデンスを見せろ!バーチャじゃないか!そんなことが多い。しかし、そんなことをしても全く意味はない。それどころか有害ですらある。

 

嫉妬心は人間にとって当たり前の感情

 

負けているというのは生物にとって危機的状況である。危機感があるということだから、それ自体は悪いことではない。ただし、あいつがあの銘柄で儲かっているから俺も便乗しよう。あいつより高値で買うのは嫌だ。

上記のような感情は無意味どころか、有害である。

大事なのは自分が儲けること。これを忘れてはいけない。

 

嫉妬は衝動的な売買を生む

 

俺の方が早く情報を掴んだのに、あいつが安値で拾った。あいつより儲からないと気が済まないのでナンピンするぞ!こんな人が結構いる。そもそもナンピンをそういう発想でする人が多い。

しかし、あいつの儲けと自分の儲けに関連性があるのか、いまいちど問うて欲しい。

全くないことに気が付くはずだ。自分の儲けに集中しよう。実際にそういう発想でナンピンして退場していった人をまつやんは幾人も知っている。

 

衝動的な感情での売買をする人は思ったより多い

 

人間考えて行動する。正当性を主張する人はツイッター投資家に非常に多いように思うが、果たして本当に思慮深い行動ができているのだろうか?

衝動的な感情が元になっている行動を後付けで正当化していないか?今一度考えるべきである。

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本当だろうか?100パーセントというのもは世の中にはほとんど存在しない。まして相場の世界で100パーセントというものはあるのだろうか?仮に100パーセントならば、ほとんど旨味はないだろう。

本当に自分の行動がフラットな分析をもとに行われているのか?常に自問することが大切だ。

 

儲けるための心理状況

 

自分が儲かった時のことを思い出すと、運がよかったことが非常に多い。買った銘柄からたまたま良いIRが出た。こんなことないだろうか?

もちろん自分の読み通りの結果が出たこともある。狙ったIRや決算、事業の成長によって株価が何倍にもなったことはある。

しかし、自分の予想通りのIR、決算、事業成長が実現されても株価が上がらないこともあったし、下がったことさえあった。事業そのものが悪化してないのに、株価が5分の1とかになったこともあった。

以上のことから何がいえるのか?

運が株式投資の中でかなりのウェイトを占めるという事実だ。

ならば、運をどのように運用すべきか?株価が上がることは予想するのが難しいが、株価の底は割と予想できる。PERや配当性向の指標を見れば、どのへんで下げ止まるか?同業他社と比較しておおよそ算出することができる。

株価が下がりにくいことを第一に考え、下がりにくい状況かつ、事業成長性が期待できるものに投資するのだ。そこに運がプラスアルファされるのを待つ。

つまり、運を待てるようないい状況にある銘柄を探す、選ぶ。そういう心理状況で株式投資を行うのが良い。

 

作成者: まつやん

IT勤務。ゲーム好き。