株で儲けたい。そのためには知識が必要である。一番効率的な勉強方法とはなにか?考えていきたい。
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何を学ぶべきなのか?
株価が安い時に買って、高い時に売る。株式投資を突き詰めれば、これができることが株が上手いということだ。安く買って高く売る。これほど単純明快で分かりやすい勝負事というのもそんなにないだろう。
ここで学ぶべきことは何か?
今、対象銘柄の株価が安いのか?または高いのか?その判断を明確にできるようになることこそが株式投資において最も勉強することである。
またここに焦点を絞って学習していくことこそが、最も効率的な勉強法なのだ。
本で勉強ってどうなの?
本 | 銘柄研究(実践) | |
モチベーション | 株の購入に直結しないので湧きにくい | 株の購入の検討そのものなのでやる気UP! |
知識 | 補完的な知識という感じ | 実践で役立つ知識を学べる。気づいたことがそのまま実践につながる。 |
リスク | 本の購入代金ぐらい。ほぼない。 | 銘柄を買えばリスクはあるが研究だけならない。 |
学習順序 | 補完的な知識を初めから学んでも、頭に入ってこないかも。 | まずは実践的な知識を蓄える。補完的な知識は、本やネットで調べれば良い。 |
色々、意見はあると思うが、銘柄研究から入っていった方がスムーズなんじゃないかな?大金で初めから勝負せずに小金で勝負しながら、学びを増やしていく。少しずつ事業を大きくするのと同じだな。
株価の安さを判断する根拠
まず、株価が何によって乱高下するのか?ここを掴まないといけない。本当は実際に売買して肌感覚でつかんだ方が身に付くのだが、ここではまつやんの考えを紹介する。
株価の安さというのは
- 地合い
- 現金保有-負債
- 収益性(PER)
- 期待度
この4つ決まっている。これらを中心に勉強していけばいい。具体的にはチャートを見て勉強するといいだろう。
地合い
まずは地合いについて解説しよう。地合いとは現金の流れがスムーズかどうかということである。不景気だと、これからどんどん成長していきそうで、有望そうな株でも株価が上がらない。対象の株を買う人が少ないからである。市場にマネーが余っている方が良い。
現在のアベノミクス相場は金が余っている相場だ。地合いは非常に良い状態だと考えるべきだ。一方で民主党政権時代は本当に資金流入がなかった。株式市場は冷え込んでいるので、良い銘柄でもなかなか株価が上がっていかなかった時代である。
現金保有-負債
現金保有から負債を引けば、会社が解散した時に残る資産になる。どんなに低迷していたとしても、会社の価値は、現金価値以下にはなかなかならない。
株価の下げ止まりを考えるならこれだ。
もっとも赤字を巨大に垂れ流して現金が流出しそうな状況ならば、それが織り込まれる可能性はある。
収益性(PER)
会社が儲かっているかどうかの指標である。時価総額を純利益で割ったものだ。PERが10年なら、10年間そのままの利益なら時価総額分会社が稼ぐという指標になる。
PERは低いほど時価総額に対する収益性が高いが、低い場合は、たいてい収益の減速が織り込まれている場合が多い。
しかし、ここにチャンスがある。低いと思われている状態だが、実際は新規事業に目が出そうな企業を探すのだ。現在でも割安だが、新規事業が成功して収益性がさらに加速するという塩梅である。
まつやんはこの手法で投資している。リスクが少なくリターンもある程度見込める投資法だと思っている。
期待度
将来の収益に関する期待だ。画期的な技術を持っている会社、バイオ銘柄などはこの期待で時価総額が出来ている。
実際に企業研究して、株を勉強していく
まつやんの4つの指標をヒントに、各社分析してみて欲しい。なぜ今の株価が値がついているのか?考えて欲しい。そしてそれを考えることこそが、一番効率的な株の勉強法だ。
株の神髄というのは株価と実際の価値のミスマッチを見つけることなのだ。そしてミスマッチにみんなが気づいた時に株価が上昇していく。
業界を絞る
飲食に詳しいなら、飲食、ゲームでも良い。業界を絞って、対象の銘柄がなぜ評価されているのかを考えていこう。なんでもかんでも調べるよりは絞って調べた方が効率的だろう。
そうやって会社を調べていき、株価の妥当性を考えていけば、株マスターへと日々近づいていけるはずだ。