インジケーターというのは、移動平均線とかボリンジャーバンドのような標識のことである。株式投資でよく使用されて機能するものを紹介していく。
インジケーターを使うメリット、デメリット
メリット | デメリット | |
株価を読む | 今が下げすぎなのか、上げすぎなのか過熱感を測定するのに、一定の役割を果たす。 | インジケーターに頼りすぎるとファンダメンタルズ的な見逃しが多くなる。つまり、会社が倒産などで、ゼロ円に近づくといった財務から見る当たり前の観点が失われる可能性がある。 |
有効性 | 客観的に可視化できるのはやはり心強い。相場がパニックになった時はチャートだけで判断する方が正解確率が上がる場合が多い。 | FXでも株式投資でも共通で使用されるインジケーターは多い。だからこそカスタマイズされていない。株式投資の世界では通用しないインジケーターも多い。 |
一長一短な部分もある。インジケーターが全てという使い方はできない。
ボリンジャーバンドは株式投資でよく効く
ボリンジャーバンドとは何か?簡単に言えば、買われすぎ、売られすぎといった株価がどのくらい行き過ぎているかを教えてくれる指標だ。こればっかりですべて判断できるわけではないが、なかなか使える。
-3σを超えたら、打診買いはしても良いだろう。ただしそれには条件がある。
インジケーターに頼りすぎない
-3σというのは、売られすぎである。ただし、それだけ売られる理由がある場合には安易に手を出さない方が良い。例えば、粉飾決算が発覚しての下げの場合はどこまで下げるのかは、どの程度粉飾したかで決まる。
つまりファンダメンタルが株価を決める要素が強い場合である。
一方で、アメリカで事件が起きたなど、個別の銘柄に特別なマイナスがない場合、こちらはインジケーターを機能させやすい。
つまりどういうことか?個別銘柄に関係ないところで株価が下がった場合にインジケーターの特にボリンジャーバンドを使用すると良い結果が得られるということだ。
テクニカルとファンダメンタル
株価の値動きや強さで投資する人をテクニカル投資家、一方会社の財務や業績で判断する人をファンダメンタル投資家と呼ぶ。まつやんはファンダメンタル投資家に区分されると思うが、それでもテクニカルも多少は勉強している。
それはなぜか?
両方知っていた方が絶対に良いからだ。そもそも相場では、テクニカルで動く場面とファンダメンタルで動く場面がある。
パニック相場では、ファンダメンタルが全く通用しない。長期的にはファンダメンタルに株価は落ち着くが、それでも時間はかかる。そこでテクニカルを知っていれば、ファンダメンタルで投資するよりも割安で株をゲットできる場合がある。
つまり組み合わせるとより良い結果が出るということだ。
移動平均線とゴールデンクロス
ゴールデンクロスと買い、デッドクロスだと売りとかよく言われる。でもな、これはっきり言ってあてにならない。ゴールデンクロスだろうが、全然株価下がるよ。デッドクロスでも買われることもたくさんある。
ゴールデンクロスだけはあてにするな!全く通用しない!
これ絶対に言っておきたかった。下がる時は無限に下がる。ファンダできっかけがないと、株に材料が出ないと、流れというものはなかなか変わらない。特に下げの流れが強い時はそうだ。