株式投資の楽しさとお金を失う恐怖

株式投資になぜハマるのか?のめりこんでしまうのか?それはギャンブル性があるから、そこに脳科学的な楽しさがあるからだ。多くの人間を金持ちにして、また破産させてきた株式投資の楽しさの根本を語っていきたい。

 

株式投資の楽しさと中毒性

 

楽しさ デメリット
儲けること お金が儲かるという事実そのものが楽しいし、その戦略を練るのも楽しい。 戦略を練るという行為そのものには価値がない。結果が全てなので、労働の価値とは異なる。
お金を失う恐怖 恐怖から脱出した時の安心感に楽しさや嬉しさを見出せる。 実際にお金がなくなってしまうと生活が破綻してしまう。
労働、趣味への意欲 株が楽しいので、株の研究に没頭できる。 株が楽しいので、社会的な行動への意欲は失われがち。人にもよる。

 

よくも悪くも、はまってしまうということだ。

 

株式投資はなぜ楽しいのか?

 

人間が楽しいと思う行動様式の一つに予測と現実の結果が一致することがある。みなさんも人生でいくつか経験したことがあるはずだ。

自分の思い通りに事が運ぶ快感。滅多に自分の思い通りのことが運ばないからこそ、また、難しいことだからこそそこに楽しさがある。

株式投資は自分の予測に対して、さらに報酬として金銭が得られる。お金は価値そのものだ。パワーである。そのパワーを自分の予測通りに手に入れられるとなれば、それは楽しい、楽しいことなのだ。

 

ギャンブルに脳が焼かれる

 

株式投資家も一種のジャンキーだとまつやんは思っている。なかなかやめられるもんじゃないよ。パチンコのギャンブル依存症が問題になっているが、株式投資でも同様のことが起きていると思うけどな。

まあ、もっとも株式投資は企業の資金調達という名目があるので、社会的貢献度はパチンコよりは高いと思う。

ただし、そこで動いている人間心理そのものは他のギャンブルと大して変わらないのではないだろうか?

 

お金を失う恐怖が株式投資の楽しさを加速させる。

 

TVゲームでもそうだが、順調すぎてもつまらないものだ。邪魔を乗り越えて、安定的に上手くいく方法開発していく過程に人間は快感を覚える。

株式投資でも全く同じ過程で楽しさを感じる。

普通にやってはなかなかうまくいかないことを改善することで、聖杯が得られる。その聖杯を得る研究だ。それが得られれば人生の大半は上手くいき、勝利することだろう。なぜならお金をたくさん得ることに等しいからだ。お金のパワーである。

ただ、現実世界ではTVゲームのようにはいかない。そこには負ける恐怖、お金を失う恐怖がある。そこを潜り抜けて安心を得る。恐怖から安心への心理状態の移動もまた楽しさなのだ。

TVゲームの何倍もの刺激がそこにはある。

 

株式投資家の行く末

 

いわゆる相場師と言われる伝説の投資家達。勝って終わる人もいるが、意外と勝ち逃げできない人も大勢いる。

ジェシー・ローリストン・リバモアなんて、そのもっともたるものであろう。

身近なものだとツイッター投資家にも、億に一度は達したものの一文無しになっている人も結構いる。彼らは間違いなく株式投資をギャンブルとして脳内で処理している。

 

作成者: まつやん

IT勤務。ゲーム好き。