米国経済と、今後のアマゾンの株価を予測する。今、買うべきなのか?世界一の企業アマゾンの将来性、株価の妥当性を考えていく!
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純利益29億ドルが現在の力
10月25日の米国アマゾンの決算の概要は、売上565億7000万ドル、純利益は29億ドルであった。年間換算すると、120億ドルの純利益である。1兆5000億円ぐらいだな。これはこれで素晴らしいが、アマゾンはそうはいかない。
アマゾンの時価総額は74兆円なのだ。最盛期は100兆円超えていた。
じゃあ、今の株価は今の純利益で成立するのかを考えてみよう。
PERが大体50倍。圧倒的割高。
そう、割高なんだ。ただ、じゃあなんでこの株価が許容されているのかと言えば、成長性が加味されているからである。アマゾンの成長性のカギになっているものは何か?
通販サイトアマゾン???
いや、実はそうじゃないんだな。今株式市場で、アマゾンが注目されているのは、クラウド事業の成長性なのである。AWS、アマゾンウェブサービスのことである。
AWSの成長性
見ての通り年間で46パーセント増となっているわけだが、マイクロソフトが76パーセント伸ばしたのに比較するとちょっと押されてんのかな~と言った印象。
ただし、利益率の高いクラウド事業において、年間これだけ伸ばしているのは凄い。母数も大きくなってるし。
まあ、マイクロソフトも前みたいに、100パーセント以上の伸びは示せなくなっている。規模が大きくなるほど、前年度比で伸ばすのは難しくなるので、過度な悲観をする必要はないだろう。ただ伸びにくくはなっている。
営利10兆円。1000億ドル規模の営利が欲しい
アマゾンが今の株価を保ちたければ、1000億ドル規模の営業利益が必要だ。四半期にしても250億ドルが必要である。そして、現在売上が66億ドルで営利が20億ドルである。
もちろん、通販サイトの売上、利益は加味すべきだ。ここを収益化すれば、また違う。
しかし、それにしたって、先行きが長い。非常に長いとは思わないだろうか?
まつやんは、今の株価は過大評価だと思っている。
今後、アマゾンの株価は下がるよ。普通に考えたらそうだ。クラウドもそんなに大きな伸びを示さなくなりつつある。
現在のアマゾンは売上規模が大きいことによる幻想がその株価を生んでいる。クラウド事業で黒字化したことがそこにさらに魔法をかけた。時価総額1兆ドル企業を作り上げた。
ただ、マイクロソフトはAZUREとOS、オフィスを上手く組み合わせているし、アマゾンにはAWSには分が悪い勝負になりつつある中でアアマゾンの株価は下がっていく。
今の株価の半分ぐらいでちょうどいい評価なのではないだろうか?700ドルでファイナルアンサー!