ゲノム編集技術は世の中が思っている以上に進んでいる。食物の品種改良に用いられていることは多くにしれわたっていると思うが、それだけでなく、人へのゲノム編集も研究されている。倫理的な問題と実際のメリット、そしてデメリットとなる弊害などについてまとめていく。
ゲノム編集のメリット
- たくさんの作物を収穫できる
- 味が美味しいものができる
- 病気に強い、災害に強い
要するに経済合理性に沿った作物の作成が可能なのである。
このゲノム編集の関連銘柄であると言われながら、そして多大な期待を集めながらなぜか結果が出ずに倒産寸前の会社が作っていたスーパーソルガムというものがある。
このスーパーソルガムについては疑惑の写真があったり、いろいろなうわさがあるが、ゲノム編集自体はモンサント社など世界的に有名な会社もあるので、実用化はされている。
ゲノム編集のデメリット
- 生態系への影響
- 人間の受精卵の編集など倫理的な問題
経済合理性の高い作物が作成されるのは良いが生態系への影響を無視してはいけない。その作物が多すぎる故に、必要以上になんらかの生物が増殖して、ほかの生物が危機的な状況に陥る可能性がある。
生態系というのは複雑なパワーバランスによって成立しているので、どこから崩れていくのか見当がつかないところもあるのだ。
そういう意味で、ゲノム編集は確かにたくさんのメリットが存在するのだが、同時に取り扱いに注意しなければ人類にとって多大なるデメリットになる可能性がある。
カルタヘナ法により、遺伝子組み換えに関しては規制がなされてきたが、ゲノム編集に関しては規制が定まっていない。日本という国はいつも法整備が遅いので、世界に後れをとる。ゲノムに関しても同じになりそうだ。先送りが日本の文化なのだろうか?
ゲノム編集関連銘柄
- タカラバイオ
- コスモ・バイオ
- トランスジェニック
ゲノム編集に関して、実際に取り組んでいる企業である。ゲノム編集はまだまだ規制が多いが、それこそ人間へのゲノム編集がある程度許されたりしてくれば、物凄いビジネスチャンスになるだろう。
どこまでが倫理的に許されるのか?難しいところだが、難病の治療などにも役立ってくる可能性はある。そういう面で言えば、とても必要な技術だと思うし、未来の感じがありワクワクする技術だ。
さらに言えば、作物から動物まですべてに影響し、医療にも密接にかかわってくる。ビジネスの規模としてもけた違いに大きい。特にタカラバイオは会社の規模も大きいし、今後のさらなる躍進を楽しめる会社なのではないだろうか?