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5Gとは?
簡単に言えば、新しい通信規格だ。現在の通信規格との違いを特徴としてあげるならば、2点にまとめられる。
- 色々な周波数帯を使って通信できるので、やりとりできるデータ量が増えることと
- 回線スピードが上がること(情報量の多いコンテンツも素早くやりとりできる)
例を挙げるならば、VRも代表例になるだろう。360度の3Dデータというのは現在では大きすぎるので、通信コストがかかるが、5Gの通信規格が採用されれば緩和されるだろう。VR業界の発展には欠かせない。他には自動運転に必須な規格とも言われているな。自動運転に関しては後述する。
注目されそうな時期
まず2017年にLTE-Advanced Pro(4Gの進化形)がはじまって、2020年頃から5Gが使われ始めるというのが一応のロードマップとしてある。だから盛り上がるまで、まだ時間があるが、関連材料が出るのは2017年から、2018年にかけてになるだろう。だから仕込み始めるならそろそろかなとも思う。
5Gと4Gで何が変わるのか?
みんな、スマホ使ってるなら上部の方に4Gという文字を見たことはないだろうか?
これが5Gという名前に変わる。
その前は3Gだったよな?3Gから4Gになってどうなったか覚えているだろうか?そう、ネット閲覧が速く安定するようになった。
今回の4G→5Gの変化も同じように。
- 通信速度が100倍速くなる。
- 通信が安定する。(人ごみでもパンクしにくくなる)
上記のような効果が見込めるので、動画コンテンツもストリーミングで楽々みられるようなユーザーにとって具体的な恩恵はたくさんあるだろう。そこにビジネスチャンスがあるわけだ。
5Gに切り替わることで、株価に影響を受けそうな分野
- 自動運転関連
- VR/MR/ARなどのデータ容量の大きい新技術
自動運転関連においては、特に通信技術をサポートする会社は恩恵を受けるだろう。
なぜなのか?箇条書きにすると、自動車の運転制御は…
- リアルタイム性
- 通信の安定性
この2点が必須だからだ。その理由は当然であるが、事故を起こしてはいけないからだ。そういう意味ではセキュリティ関連も含めてサポートできれば儲かりそうだな。
5g関連銘柄
2017/1/13
銘柄名 | 時価総額(億) | ジャンル・材料 |
サイバーコム | 79 | 車載機器ソフトウェア開発 |
アルチザネットワークス | 68 | ネットワーク全般 |
理経 | 35 | スペインのEMITEと5g事業 |
構造計画研究所 | 154 | 第5世代モバイル推進フォーラム参加 |
ヨコオ | 210 | IC・電子部品関連なので5Gへの移行関連 |
PALTEK | 83 | 半導体・通信機器関連なので5Gへの移行関連。 |
JIG-SAW | 466 | イスラエルのアルテア社と5gチップライセンス契約 |
ネクストジェン | 29 | ドコモ通話管理システムを担当してるから思惑?ドコモのネームバリューは分かりやすさはある。 |
まつやんが選ぶ、5G関連の本命
サイバーコム、アルチザネットワークスの2社。
サイバーコム|大本命
IOT、自動運転、5G関連とお金になりそうなテーマにいくつも絡んできそうなのが本命の理由だ。時価総額も小さく夢がある。
過去4年の業績
安定して利益を出せており、財務も問題なさそう。かなりいいんじゃないだろうか?
単位/億 | 売上 | 営利 | 経利 | 当期 |
2016 | 88.8 | 5.1 | 5.2 | 3.4 |
2015 | 82.6 | 4.9 | 5 | 3 |
2014 | 76.3 | 4.5 | 4.7 | 2.9 |
2013 | 71.6 | 3.8 | 4.1 | 2.4 |
アルチザネットワークス|対抗
既にLTE-Aで実績があるので、当然5gにも絡んでくるだろう。確実に絡んできそうという面で安心感がある。セキュリティ関連のノウハウは、IOT関連におけるセキュリティの分野で注目される可能性がある。
過去4年間の業績
少し伸び悩みを感じるが、今後のIR次第では爆発する可能性もあり。
単位/億 | 売上 | 営利 | 経利 | 当期 |
2016 | 22.5 | 3.5 | 3.5 | 2.2 |
2015 | 28.1 | 7.9 | 8.9 | 5.4 |
2014 | 26.9 | 6 | 6.3 | 7.6 |
2013 | 10.6 | -3.2 | -2.1 | -2.1 |
まとめ
はっきり言って、どれも決め手に欠く状況ではある。ならば、材料が色々な角度から出そうなサイバーコムを本命にした。テーマ株ではなくとも、十分に投資適格内の業績推移をしているのも良い。