エディアの2019年2月期第2四半期決算が発表された。注目すべきは売上だろう。前年四半期が2億だったのに対して5億円とジャンプアップ。利益については約1億円のマイナスであるが、とりあえず売り上げができつつあるのは大きい。
エディアななぜストップ高しているのか?2018年10月15日
売上が伸びていることが要因だと思う。長らく、売上が全然伸びない時期が続いたので少しの安心感になった。そもそもエディアはマップラス彼女という位置ゲームが期待されている。
事前予約も20万人突破しているし、そこそこ期待できそうな感じではある。
マップラス彼女は期待していいのか?
指標になるのは「駅メモ! – ステーションメモリーズ!」だろう。モバイルファクトリーの作品である。モバイルファクトリーの屋台骨であることは間違いない。
この規模のヒットを出すことができれば、株価5倍も期待できるのではないだろうか?ただ位置ゲームも飽和状態なので、なかなか厳しそうではある。
厳しそうではあるが、事前登録20万人という数字は悪くない。企業努力で売り上げも上がりつつある。最近エディアは危機感を持ってアクティブに動けている印象なので、次の仕掛けも用意しているなら期待できる銘柄になれる。
今後の株価の行方は?
売上は確かに伸びた。しかし、まだ赤字であり、なおかつそれは四半期レベルで1億円。年間だと4億円の赤字ペースであることは忘れてはならない。
年間で利益を4億上積みすることは決して簡単なことではないのだ。そして、4億積み上げてようやく黒字に手が届きそうというのがエディアの現状である。
マップラス彼女は確かに期待できそうだし、当たれば大きいが、株価が上がるという期待だけでなく、現在の赤字規模が企業規模に対してきわめて大きいことも事実である。
直近、財務的に流動資産は確保できているので、2年ぐらいは持ちそうだが、仮に作品がヒットしなかった場合は今後増資も考えられることは念頭に置くべきである。
同業他社との比較だとケイブか?
前回、ケイブについて記事にした。
はっきり言ってケイブは緊急事態である。今にも資金が底をつきそうな状況だからだ。急いで止血しなければ倒れてしまう。リスクはかなり高い。その分、時価総額も低いがあまりにもリスキーだ。
その点、エディアは資金的にまだ余裕がある。そして新作で期待できるアプリも控えている。
そう考えるならば、ケイブよりはエディアかなと思う。ただし、赤字をまずは解消しなければいけない。そして赤字を解消して、さらに大きな黒字にもっていくとなると、新作アプリには相当な売り上げを作ってもらわなければならないことは念頭におくべきである。