便利なビットコインですが、抱える問題点がいくつかあります。
大きな点を二つあげます。
1.遅さ
現在のビットコインの設計では秒間7トランザクション程度しか対応することができません。
決裁までに10分程度かかります。これでは通常の買い物などでは遅すぎますね。
ブロックサイズを増やすことなど改善案はいくつか出ていますが、技術者も枯渇状態。
2.需要増加によるコスト増
送金の正確性はマイナーが管理するわけですが、ビットコインの価格と利用者が増加することでマイナーに支払う手数料が増加する可能性があります。ジレンマですね。
ビットコインの特徴は分散型台帳、ブロックチェーンにありますがこれを機能させるには、処理能力が必要です。処理能力へのインセンティブとコストの問題、またビットコインそのものの技術的弱さを克服しなければビットコインは廃れてしまう可能性があります。
当たり前ではありますが、後発のライバルコインはビットコインの弱点を補ったものがほとんどです。
現時点でビットコインの強みは先行者ゆえの時価総額の大きさ、流動性・社会インフラなどでしょう。
ビットコインそのものを改善するか、ビットコイン上に弱点を補うインフラを構築するかが鍵になります。