金融緩和とは?【わかりやすく!】

この記事を読むと下記のベネフィットがある。

 

  • なぜ金融緩和を行うかが分かる。
  • アベノミクスの事例で分かる。

 

金融緩和とは?

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金融緩和とは、日本銀行が市場の通貨量を増やすことである。日本銀行って何?と思うかもしれないが、順序だてて説明するから安心してくれ。今は特別な銀行とだけ思っていてくれ。

この日本銀行(特別な銀行)が普段みんなが使っている銀行に対して、働きかけることで市場の通貨量を増やしていく。

 

なぜ市場の通貨量を増やすの?

世の中にお金が溢れている状態を考えて欲しい。以下のようなことが起こることが期待される。

 

  • 借金がしやすくなるので、事業(会社)を興しやすくなる
  • 金遣いが荒くなる
  • 金が余るので従業員の給料を上げられる

 

みんなの給料が上がるし、金遣いが荒くなるので、モノがたくさん売れるし、借金しやすいので事業をたくさん興してますますお金持ちになれる。いいことばかりだな!

 

具体的にどうやって市場の通貨量を増やすの?

お金をたくさん扱っている場所を君はしっているかな?まつやんは知ってるよ!

 

そう!「銀行」だよね!銀行は企業や住宅を建てる一般市民にお金を貸しているところ。お金が血液だとしたら、銀行は心臓のようなものだ。

だとすれば、心臓に向けて血液をどんどん送り込めば、効率良く血液が全身に供給できるよね?そう!銀行にお金をたくさん持たせることで、市場の通貨量を増やすんだ。

金融緩和とは、市場の通貨量を増やすことと、上で言った。でも実際には、金融緩和とは銀行をお金でジャブジャブにすることなんだな!これが!

 

銀行をお金でジャブジャブにするにはどうするの?【その1】

 

ここからは登場人物が複数でるので、整理しておくよ。日本銀行さん(特別な銀行)、国、銀行の3名だ。とりあえず3人出てくるのだけ覚えておいてね。

 

銀行は民間企業なんだよね。だから、国がお金をタダで上げるという訳にはいかない。そんなことしたら銀行員の人はいいけど、そうじゃない人には不公平になっちゃう。

銀行は、お金を貸して利子をとることで儲けを出している。実はね、国にもお金を貸してるんだな。国にお金を貸してる権利書のことを国債と言うんだ。

銀行は、国にお金を貸しているということは、今銀行にはお金がないよね?国に貸してるから。そこで出てくるのが日本銀行なんだ!

日本銀行さんは、銀行に、国にお金を貸してる権利書である国債を売って欲しいと頼むわけだ。ちょっと高めのお金で買う。そうすると銀行は日本銀行さんからお金をもらう。

これで、銀行にはお金がある状態になったよね。

ちなみにこの金融緩和の方法を国債買い入れと呼ぶ。

 

銀行をお金でジャブジャブにするにはどうするの?【その2】

銀行が利子で生活しているのは知っていると思うけど、じゃあ銀行が貸すお金はどこからきているか知っているかい?

 

  • みんなの貯金
  • 企業などから借金
  • 日本銀行さんから、借りる

 

ここでは金融緩和を行うのは日本銀行さんだから、日本銀行さんから借りる点に注目するよ。

 

日本銀行さんから、借りる(金利安くして~)

日本銀行さんもただで貸してくれるわけではない。そんなことしたら、不公平にもほどがあるよね。まつやんだって、タダで貸してくれるなら借りたいよ(笑)銀行が持っている国債や企業への債権などを担保にして貸してくれるわけだ。

その際の金利があるんだけど、この金利が限りなく0に近ければ、民間の銀行は借りやすくなるよね。この金利を公定歩合と呼ぶのだけど、公定歩合を下げることで銀行のお金をジャブジャブにできるんだな。

本気でジャブジャブにしたい時は、金利をとらない。タダで貸してあげることもある。これを0金利政策と呼ぶ。聞いたことあるかな?

ちなみにこの金融緩和の方法を公定歩合引き下げと呼ぶ。

 

銀行(心臓)をお金(血液)でジャブジャブにした後はポンプを強化!【その3】

お金が銀行にたくさんある状態になったら、今度は銀行から色々なところにお金を届けるようにしなきゃいけない。全身に血液をめぐらせるように、お金をばらまかなきゃいけないんだ!

その方法の一つが預金準備率の引き下げだ!

みんなの家には銀行に貯金があると思う。その貯金を銀行は他の人に貸して、利子をとって儲けている。だけどもみんなが一斉に貯金を引き出したら、銀行にあるお金はからっぽになってしまうよね?

からっぽの状態になったらみんな怒ると思う。だから、法律で預金の何割かは貸し出しに回しちゃいけませんよ。銀行の中にとっておきなさいよというルールが決められているんだ。

これが預金準備率だ。名前の通りのお話だね。預金を返す準備をするお金の割合のことなんだ。

本題に戻るよ!お金をたくさん世の中に回したいと考える時に、銀行がお金を銀行内にとっておくとお金の回りが悪くなるよね?

だから、預金の準備をする量を減らすように調整するんだ。これが預金準備率の引き下げなんだね。

 

金融緩和とは?についてまとめ

3つの方法論を見てもらった。

 

  1. 日本銀行が銀行の国債を買い取る。
  2. 日本銀行が銀行に貸す金利を安くする。
  3. 日本銀行が銀行の預金準備率の引き下げをする。

 

勘の良いみんななら分かると思うんだけど、全部銀行に対して行われていることなんだ。実際に世の中の景気が良くなるかは、実際に銀行がお金をみんなに貸してお金が世の中に回らないと意味がない。

でもね、銀行はお金を貸す時に、その人がちゃんと返してくれるかをきちんと見極めないといけない。その人がお金儲けが上手だったり、お金儲けしやすい環境にあるなら貸せる。だけど、そうじゃないなら、いくらお金がジャブジャブにあっても貸せないよね?

だから、政府がお金儲けしやすい環境を同時に整えてあげないと、いくら金融緩和しても銀行がお金を貯め込む結果にしかならなくなる。心臓に血液ばかり溜まって、全身に循環しないような状況だ。

金融緩和は効果がないとかたまに言われるのはそういう理由があるからなんだな。景気を良くするのはそれだけ難しいんだな。

 

具体的な金融緩和の例



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アベノミクス

みんな、アベノミクスという言葉を聞いたことあると思う。株価が上がったりして、景気の良さそうなイメージがある。あれは実は金融緩和によるものなんだ。

 

具体的に何をしたの?

現在の日本銀行の総裁(一番偉い人)は黒田さんと言う人なんだけど、その前は白川さんという人が総裁だった。白川さんもそれなりの緩和政策をとっていたんだけど、黒田さんが来てからは比較にならないくらいの金融緩和政策を実行したんだ。

まつやんも、一投資家ながら、自分が日銀総裁だったらどうするかとか考えるんだけど、まずしなきゃいけないだろうということがあったんだ。それは何か?

インフレターゲットの設定だ!

 

インフレターゲットの設定

先ほどの金融緩和とは?の項目では3種類の金融緩和の方法論を説明した。基本的に金融緩和を行うと、インフレになる。インフレというのは、物価が上がることだ。

なぜ物価が上がるかというと、お金の量が増えるとお金の価値がなくなるからだ。プレミアという言葉をみんな聞いたことがあると思う。あれは希少価値で値段が決まる。

想像しにくいかもしれないが、お金の量が増えることで、希少価値が減るのだ。みんなお金持っているなら少々値上げしても、買うかなみたいなのの連続で物価が上がるととりあえずは理解して欲しい。

さて、インフレターゲットの設定の話に戻る。インフレターゲットとは、物価をこれだけ上げますよという宣言のことだ。黒田総裁は2年間かけて、毎年2パーセント物価が上がる状態を作ると宣言をした。

宣言するとどうなるか?日本は白川さんが総裁の時は物価が毎年下がるデフレの状態だった。これをインフレターゲットを2年間で2パーセントにするならば、物凄い金融緩和を行うということである。

そうなるとお金の価値が物凄く薄まるだろうな!とみんな考えるわけだ!

 

国債買い入れ額増加とマイナス金利を実行!

さっきまで勉強していたことだな。国債買い入れ額増加とは、銀行の持っている債権をたくさん買い入れて、お金をジャブジャブにこと。

マイナス金利というのは、日本銀行が銀行に貸す金利を安くするというのを飛び越えて、日本銀行にお金を預けていたら逆に金利をとるよということだ。これは、銀行がお金を貯めこないようにする政策だ。

自分の預金の金利がマイナスになることを考えて欲しい。普通金利もらえるはずなのに、マイナスになるとか意味分からないよね?銀行に預けるのをやめようということになる。タンス預金も危ないとなると、もう使うしかなくなる。

銀行のお金を世の中に循環させるためのものだ。ちなみに預金準備率については、まだ特段のアナウンスはない。

 

お金の価値が下がるとどうなる?

黒田さんが、これから金融緩和政策を実行しまくって、お金の価値がへるぞ~となると、お金をモノに変える動きが出てくる。そのままほっておいたら、自分の持っている資産の価値が減る、そんなのはみんな嫌だからね。

 

お金をモノに変える動き

これの代表例が株と為替なんだ!為替については、参考記事があるのでこちらも読んで欲しい。

 

 

ここでは株について説明しよう。お金をモノに変えると言ったが、そのモノが株なんだな!なぜ株に変えるのか?金融緩和を行う理由について思い出して欲しい。お金を世の中に循環させて、景気を良くすることが目的だったよね。

景気が良いということは、企業が儲かるということだ。企業は儲かるし、お金の価値は薄まるしということになれば、株がどんどん上がることが予想される。

そう、アベノミクスの正体が分かってきただろうか?

 

アベノミクスとは、大規模金融緩和による円安株高政策である!

黒田さんが、大規模金融緩和するぞ~と言った瞬間から、株が上がり始め、円安方向に為替は動いていった。株価は7000円→20000円に為替は75円→120円になった。

日本は輸出企業が多い。円安になると、外国で稼いだお金の価値が上がる。1ドル75円にしかならなかったのが、1ドル120円になれば大儲けであることは分かるかな?

例えば、君が日本で70円のチョコを買って、アメリカで1ドルで販売したとしよう。そうすると…

 

70円→1ドル(75円)→5円の儲け!
70円→1ドル(120円)→55円の儲け!

 

結構すごいでしょ?アベノミクスはこんな感じで、輸出企業の株を中心に大盛り上がりした。当然輸出企業の株を持っている人は大喜びしたんだな。

 

株を持っている人、輸出企業に勤めている人ばかり儲かる?

アベノミクスと大騒ぎしている割に、私には恩恵ないんだけど!!!怒っている人もたくさんいる。実際にそうなんだ。日本国内の景気が物凄く良くなれば、みんなに恩恵があるかもしれない。しかし、現実にはそこまでの効果がなく、輸入企業や国内での営業だけをやっている会社にはそこまで恩恵がないのが現状だ。

一部の人だけ儲かって自分だけ儲かってなければ、腹も立つ。アベノミクスは社会の格差を広げるだけのものだったと批判される側面もある。

 

金融緩和政策の課題

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  • アベノミクスで分かったと思うが、金融緩和でみんなが儲かるわけではない。
  • 日本国内で活動している企業も潤わせなきゃいけない。
  • 儲かった人のお金を国内に還元する方法が必要。

 

経済の知識があるなしがアベノミクスで儲かったかどうかが決まった。このページを読んでくれたみなさんには、ぜひとも金融緩和の仕組みだけはマスターしていただきたい。金融緩和しまくれば、株価が上がるとだけ最低限覚えていればよいと思う。逆に引きしめしまくったら株価は下がるのも覚えるべし!

 

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