アベノミクスは金融緩和もそうでしたが、GPIFによる日本株の購入による株価の押しあげと日銀のETF買いも非常に大きいものであったと言われています。実際にそうでしょう。
しかし、ここにきてGPIFが目標として国内株式比率に到達して、もはや今までのようなくじら買いが期待できなくなってきました。
GPIFのくじら買いは今後どうなるのか？ESG銘柄へのシフトが言われていますが、どのような銘柄がおすすめなのか？まとめていきます。
GPIFってなに？
年金積立金管理運用独立行政法人のことです。Government Pension Investment Fund、つまり、みなさんが支払っている年金を運用している法人ですね。利益を上げてもらわないと、みなさんの年金が少なくなってしまったりするかも。
だから利益をきちんと上げなきゃいけないですね。今までは国債の運用ばかりだったのですが、低金利で全然儲からないということで、日本株や外債、外国株の比率をどんどん上げていきましょうと、アベノミクスでなりました。
ESG銘柄ってなに？
ESG【環境エンバイロメント・社会ソサエティー・ガバナンス】のことです。環境問題や社会問題、企業統治に対して優れた取り組みをしている企業の銘柄、つまり株のことです。
この3点の取り組みに優れている企業は日本にとって有益だし、伸びていく企業だろうということで、今後GPIFが投資を厚くしていくだろうという企業群ですね。
なんでESGが注目されているのか？
冒頭で述べたことなのですが、GPIFが目標として国内株式比率に到達して、これ以上の買いが現在難しくなっています。そうなると今までのような株の買い支えがなくなってしまう。
企業としては株価を高く保てていると、資金調達がしやすい。GPIFとしては、今後は買う企業を絞って投資していきたい。そこで、一つの指標として、ESGが注目され、ESGに優れた企業を中心に今後は購入していくいくと発表しています。
株を買ってもらうためにも、ESG向上が求められているのですね。
ESG銘柄を探せ！
株式投資家のみなさんは、当然自分の保有株は上がりやすいものがいいですよね？そこでESG銘柄で配当が充実している企業をピックアップしました。配当が多いということは株主を重視していると言ってよいでしょう。
ESGに優れている企業一覧これは東洋経済のデータですけども、ESGは企業のポテンシャルみたいなものですから、大体いずれも業績には問題ない企業ですので、株主を重視しているかを中心に考えていけばいいと思います。
- 日産自動車
- KDDI
- NTTドコモ
- トヨタ自動車
- 富士フィルム
- TOTO
このへんが配当も良くて、業績も安定し、成長性もそこそこあるのかなと。なおかつGPIFの買いもあれば株価も安定してきやすいのではないかと、まつやんの考えになります。
